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犯人に告ぐ

   

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昨日読了しました。妻の蔵書から抜き読。

内容(「BOOK」データベースより)
連続児童殺人事件―姿見えぬ犯人に、警察はテレビ局と手を組んだ。史上初の、劇場型捜査が始まる。

本書は2004年を代表するミステリーで、豊川悦司主演で映画化もされました(まだ公開中?)。
主人公、巻島警視のイメージ(長髪、刑事らしく見えない風貌)がトヨエツまんまです。
なので自分の脳内で展開される「犯人に告ぐ」も、主役はトヨエツでしたw

構成としてはドラマの王道(個人的にモンテ・クリスト式と呼んでますが)。
主人公が追い込まれ、一度は絶望しますがあるきっかけで復活、今度は逆にリベンジを図るというもの。

この展開は本当にズルイ!というくらいココロをわしづかみにしてきますねw
上巻を読んでから下巻を読むまで間はありましたが、個々でいうと大体2時間くらいでイッキ読みですw
もちろん構成として人を惹きつける工夫が随所にあるからですが。

主人公に家族、孫を設定することで、物語としての連続児童殺人事件の凄惨さ、哀しみ、憤りといった情動に多大なる説得力が生まれています。
その手腕、文章力はすばらしいと思います。特にツカミあたりの展開はドキドキ。ページをめくる手が止まりませんです。

「我々はようやくお前を追い詰めた。今夜は震えて眠れ。」

テレビを利用した劇場型捜査の末尾を飾るこの言葉に、読者はみな溜飲を下げることでしょう。
おススメ!

 - 書評のようなもの