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Chance favors the prepared minds.

日本陸軍に学ぶ「部下を本気にさせる」マネジメント

   

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日本陸軍に学ぶ「部下を本気にさせる」マネジメント

先日読了しました。

内容:成果主義では人は動かない!!あえて日本陸軍の部下掌握術を
情のない成果主義だけで、部下は本気になるか? あなたについてくるか?日本陸軍のベースにある兵法経営と心理学を、すべて公開した。先達の知恵に素直に学びたい!

「軍」とネーミングにある時点で、ネガティヴに捉えてしまう方も多いと思います。
しかし個人的には、今年読んだ中でナンバーワン!のリーダー論でした。


本書は日本の陸軍士官学校・陸軍士官大学校・陸軍中野学校などで教科書として使われていた兵法書や、その卒業生が戦後記述した書籍・取材記録から、ビジネスにつながるリーダー像を導こうというものです。

そしてその試みは、完璧とはいえないにせよ納得できる成果をおさめています。

におけるデシジョンは、生死のハザマで行われることを考えると、もっとも具体性が必要なものであるはず。
ビジネスの前線も、ほとんど同じ意味で生死のハザマですよね。
なので軍と同様に、その一瞬のデシジョンが勝つか負けるか決する。
リーダーの手腕が凄絶な形で問われるわけです。

戦略として獲得したい目標・成果があったとき、なにをどうすればいいのか?
また情勢がどうなったらどのように判断し、進むor退くを判断するのか?そのやり方は?
必要な人的マネジメントは?リソースは?集団心理の要諦とは?

本書はそれらを「具体的に」チェックすることができます。

会社のステージ的にも、大きなデシジョンを行わなくてはならないと思っていたところでした。
そういう意味で、論理的であると同時に日本人としての心情にも合致した、納得のいく方向性を見つけることができました。

逡巡する思いがあっても、情勢は許してくれない。
当たり前なことですけれど、そこで決断を行えずニッチもサッチもいかなくなる例が多いわけで。

誰しも究極的には、自分の責任は自分にあるわけです。
しかしどんなに小さくても、自分が集団を率いているなら、その行く先に甘えは許されない。
そんな人=リーダーに、本書はいろんな局面で貴重な示唆を与えてくれると思います。
おすすめです。

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