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Chance favors the prepared minds.

團十郎の歌舞伎案内

   

先日読了しました。

内容紹介
歌舞伎の誕生から四百年、初代から十一代目までの團十郎の生き様をたどると、日本人ならではの感性が発見できる。荒事の力強さ、女形の甘美さ、物語の繊細さ――ドラマより、映画より、演劇より、一流の歌舞伎はこんなにおもしろい!江戸歌舞伎最高位の名跡を継ぐ役者が、みずからその魅力を紹介。「踊りと舞はどう違うのか」「『勧進帳』の富樫はいつ義経を見破るのか」など、演者にしかわからない体の動き、心の機微もエピソードとともに明らかに。江戸人の遊び心にまみえれば、退屈な人生がもっと豊かになる。青山学院大学の特別講義、待望の書籍化!熱烈な歌舞伎マニアを唸らせる蘊蓄もあれば、これから足を踏み入れようという初心者にもうってつけ。最強の歌舞伎入門書ここに誕生!

青山学院大学での特別講義を書籍化したもの。

全編話し言葉によるやさしい語り口調で著されており、演者ならではのエピソードにあわせ、歌舞伎の大名跡“市川家”の系譜をつづります。
なぜ市川家が“成田屋”なのか、また歌舞伎の成り立ちはいかにして?という基本的な疑問から、市川家の十八番(これも歌舞伎用語)の解説まで。自らの血への自負と、大名跡ゆえのおののきをあわせ、現代において歌舞伎がなしうることを意識しつつ学生にむけて語られています。

個人的には「ときどきしでかせばいいんだ。役者というのは年中しでかそうとするな」という5代目團十郎の言葉が、なぜか残っています。
やはりときどきは、舞台にあがっているものとして“しでかす”ことが必要なんだなと逆説的に納得した次第。

対象として、どちらかといえば歌舞伎初心者の方が触れやすいかな?と思います。
興味がある方はぜひ。

 - 書評のようなもの