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日本の10大新宗教

      2008/05/24

昨日読了しました。
一般に有名な新宗教を10取り上げ、コンパクトにまとめています。

大学は哲学科でしたので、宗教については「宗教学(信仰するのではなく、信仰している人と神なるもの=信仰対象との関係を研究する学問)」としてある程度まとまった時間学びました。僕は明確な宗教者ではない(初詣等、かかさずいったりしていますが、それらはある意味で神道からくる日本人の原初的な信仰であって、通常意識されないレベルになっているから)ので、非常に興味深く学んだ覚えがあります。なので復習するようなカンジですいすいと。

なぜ、新宗教の今があるのか。時代背景を理解できれば、解もみつかりやすいですよね。
その辺の記述が本書は非常にこなれています。

すぐそばの宗教者が、いかに考えているか。
理解の助けにいいのでは。良書です。おススメ。

メモ

・終末論的性質を持つ新宗教は、社会情勢によっては急速に信者を増やすが、予想がはずれることによって危機を迎え、信者を失う。予想の失敗を解釈によって新たな教義を見つけ出すことで、危機を脱していく
・大本の王仁三郎は宗教家としては空前絶後のパーソナリティ
・生長の家など、日本では信者を減らしていても海外で増やすスタイルも出てきた
・立正佼成会/創価学会などが急速に信者を増やしたのは、産業構造の変革によって地方から都会に出ざるを得なかった労働者の孤独を癒すコミュニティとして機能したからという考えも出来る
・創価学会の第2代戸田さんはカリスマらしいカリスマ、ビジネスでも成功していたがそれをそのまま学会活動に
・PL教団は徹底したシステム化を果たしていて、コンピュータ導入も超はやかった。医療と教義のバッティングをさけることで、総合病院ももっている。地域との軋轢も回避
・真如苑は現時点でも信者を増やしていて、有名人のうわさも結構あり
・GLA教団は新宗教の中でももっとも現代的な体裁をとっており、活動もひどくまっとうで問題になるようなことはほとんどない

 - 書評のようなもの